私は長く営業の仕事に携わっていて、たくさんのお客様とのつながりができました。今はその経験を生かして、次にどんな製品をつくればいいかを考えています。お客様が求めていることを伺うことはもちろん、自分たちで最先端の情報を得ることがとても重要です。医療雑誌を読んだり、勉強会や学会、研究会などに参加して、放射線関連の情報にアンテナを張り巡らせておくように心がけています。論文なども難しいと思わず、少しでも知りたいという気持ちがあれば、理解できるものです。新しいトピックなど、日々社内で共有しています。「自分たちがつくっているものは、なぜ必要なのか？」それを社員全員が共有していなければ、いいものはつくれません。当社の強みは、お客様のご要望を直接伺い、ダイレクトに開発に反映させる体制にあると思っています。設計・技術者はご要望を実現するために新しい技術を取り入れ、営業は、さらなるお客様のご要望を伺い、製品のひとつひとつの機能の意義をご理解いただけるよう日々努めています。

当社の仕事は命に関わっています。私たちは医師ではありませんが、ひとりでも多くの患者さんのお役に立ちたいという思いが強くあります。そのために、少しでも早く病気を見つけられるような検査技術や方法に貢献したい。日本中で同じ質の造影検査を実施できるようにすること、そして世界各国に適応した技術を提供し検査の質を向上させたい、それが私の夢です。